新設獣医学部の特色とは?
2018年4月に開設予定である岡山理科大学獣医学部の最新情報です
8月下旬に設置が認められるかどうか正式に決定します。ここに掲載する内容は予定であり、変更される場合がございます。
[目次]
新設獣医学部の特色
1.どんな先生が教えてくれるの?
2.今治キャンパスについて
3.新設獣医学部のキーワード
4.他大学とのカリキュラムの違いは?
5.どんな資格がとれる予定なの?
6.想定される進路は?
1.どんな先生が教えてくれるの?
吉川泰弘(よしかわ やすひろ) 学部長(就任予定)
吉川先生を中心に約70名の教員が就任予定ということです
定員160名に対して、教員約70名
実現すれば、かなり手厚くみてくれそうですね
吉川先生が学部長に就任すれば、東大の教員も数名就任することが予想されます
ちなみに、岡山理科大は以前から獣医学部新設のために動き出していたため
既存の動物学科に、すでに獣医師の教員を数名確保している状態です
2.今治キャンパスについて
(吉川先生のインタビューより引用)
今治市に設置されるキャンパスは、17万㎡と広大な敷地の中央に7階建ての獣医学部棟を設置します。1階には実験動物センター、マウスやラットなどに加えブタやサル等の実験動物を飼育するスペース、実験室などを整備していきます。獣医学部の一分野である水産もカバーしています。実験動物センターの一角に魚用の研究槽も2基用意しているほか、愛媛大学の水産研究センターとの協力体制を整えています。
獣医学部棟の4・5階は研究フロアとなります。これまでの研究室は縦割りが主流で、他の領域と連携しづらい雰囲気がありました。そこで、本学ではプロジェクトごとに教員や学生を集めて研究を行えるオープンラボを整えます。大型機器などは全プロジェクトが共通で使用するため、横のつながりも生まれると思います。獣医学教育病院も解説します。
獣医療を含む "ワンメディシン" とは、ヒトの医療は獣医療と一つだという考え方です。本学では愛媛大学の医学部とも連携し、こうしたコンセプトを具現化しつつ、獣医学の研究をヒトの臨床に生かしていきたいと考えています。
3.新設獣医学部のキーワード
keyword①:動物からヒトへ
これまでの獣医学は主に動物を対象にした学問でしたが、動物でもヒトでも感染症コントロール、新しい医薬品開発、予防・治療は共通するという考えで、動物とヒトの健康を科学する教育を行います。
keyword②:チーム獣医療
高度化・多様化する獣医療において、獣医師とVPP(獣医関連専門家)が連携して、ひとつのチームとして獣医療にあたるチーム獣医療が不可欠です。新しい獣医学部では、チーム獣医療の発展に貢献する獣医師やVPPを育成します。
keyword③:危機管理の学術支援拠点
各種感染症の蔓延防止には、物理的・地形的隔離を利用する地域封じ込め対策が有効です。四国ゾーンの学術支援拠点として、水際対策のできる獣医師とVPPを育成します。
keyword④:国際対応のできる獣医師の育成
FTAなどの国際貿易拡大、国際的な食品流通やヒトの移動、国際感染症の統御といったグローバルな課題への国際対応可能な獣医師を育成します。
4.他大学とのカリキュラムの違いは?
(吉川先生のインタビューより引用)
・4年間は他大学と同じくコア・カリキュラムに沿う
日本の獣医学部では2013年度からコア・カリキュラムを開始しています。本学では4年次まで、全学生が学ぶ共通科目としてコア・カリキュラムに沿った科目を設定し、残りの約2年間をアドバンスト科目として専門性を高めていく教育を行います。
・アドバンスト科目は3本柱
5年次からのアドバンスト科目では「ライフサイエンス分野」「公共獣医事分野」「医獣連携獣医分野」の3分野に分かれて専門性を養うカリキュラムを採用します。従来のカリキュラムから内容が重複している無駄な部分を除き、新たな分野に切り込むことで多様な人材を育成する、画期的なカリキュラムとなっています。各分野の専門家を多数招聘(しょうへい)し、公共獣医事あるいは創薬などのライフサイエンス分野を専門とする獣医師や、公衆衛生に携わる公務員、医獣連携獣医師など、高い専門性を持って多方面で活躍できる人材を育成していきます。
5.どんな資格がとれる予定なの?
・獣医師 国家試験受験資格
・実験動物一級技術者 認定試験受験資格
・食品衛生監視員 任用資格
・食品衛生管理者 任用資格
・環境衛生監視員 任用資格
・飼料製造管理者 任用資格
6.想定される進路は?
・農林水産省獣医技術系職員
・厚生労働省獣医系技官
・食肉衛生検査所
・家畜保健衛生所
・畜水産試験場
・動物愛護施設
・動物園
・製薬企業
・医科学研究機関
・動物実験受託機関
・獣医、動物保健看護系職員
◆岡山理科大学獣医学部入試説明会
【日時】7月30日(日)13:00~15:00
【会場】獣医専門予備校VET
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